湖北蕲春三年切りもぐさ 9個入 温灸器用 鍼灸 もぐさ よもぎ 温灸 無添加 無着色 機械加工最上級品

　中国黄岡市蕲春（きしゅん）県産ヨモギを原料にした、湖北蕲春三年切りもぐさです。蕲春県産ヨモギ100%、無添加、無着色で作られたもぐさです。機械加工では、これまで当院で入手したもぐさの中で、最も香り高く、熱浸透度が強く感じられる逸品です。本品は極力熱を加えず、3回程度の精製に留めているため、ヨモギの有効成分が破壊されておらず、本来の薬効が保たれています。一般的なもぐさは機械によって高温処理されており、細かく精製しすぎているため、ヨモギ本来の薬効が失われていることがあります。また、いわゆる金もぐさは粗悪品が出回っており、硫黄で黄色く着色したり、長期間放置され成分が酸化したヨモギを加工している商品があるようです（点火すると目に染みるような感じがあり、水に入れると混濁し、構成物質のほとんどがばらけて沈殿します）。
　本品はヨモギ本来の薬効を残すため、最低限の精製に留めており、茎などを丁寧に除いた上で、ヨモギ本来の青黒っぽい外観を残しています（精製しすぎるとヨモギが粉末状になり、葉や茎は目視不可となります）。本品は短時間で患部をじんわりと温めるような非常に心地よい独特の暖かさがあります。良質なもぐさはほぐした時にバラバラと崩れず、もぐさ同士の密着性が高いため、燃焼時は火勢が安定しており、灰が落ちにくく、水に入れると構成物質（ヨモギ）が浮き、沈殿物はほとんどなく、酸化していない精油成分によって、水は黄金色となります（比較画像をご参照ください）。
　蕲春産ヨモギは茎の高さが2mに達し、葉が大きく、腺毛密度が高いため、ハッカのような爽やかな香りが濃厚で、熱浸透度が高いと評価されています。陈宋良『艾叶、野艾及细艾的比较鉴别』によれば、蕲春産ヨモギは一般的なヨモギに比べ、精油量が約1.23％で2倍前後、テルピンやp-シメン、ユーカリプトール（シネオール）、γ-テルピネン、4-カレン、α-ツヨンなどの微量元素も豊富であるとされています。
　また、中国では、もぐさの原料であるヨモギは「百草の王」であるとされ、三千年以上にわたり、病気の治療などに用いられて来ました。もぐさは端午節の前後1-2週間の間に収穫し、倉庫で3年間寝かせ、石臼と杵で低温加工したもぐさが最も薬効が高く、最上品とされています。
　李時珍の『本草綱目』には“（艾叶）自成化以来，则以蕲州者为胜，用充方物，天下重之，谓之蕲艾。（ヨモギの葉は成長後、蕲州産が最良で、蕲州の特産物として、多くの人が蕲州産のヨモギを重要視しており、「蕲艾」と称されている）”と記されており、「中国艾都（ヨモギの都）」と称される蕲州（現在の黄岡市蕲春県）産のもぐさが最上級であるとしています。

商品サイズ：太さ約1.8cm×長さ約2.85cm（9個入）
産地：中国湖北省
原材料：蕲春ヨモギ
生産年月日：商品底面に記載
推奨使用期限：生産日から2年以内（精油成分が徐々に揮発しますのでお早めにご使用下さい）

《ご注意》
・ご購入後のキャンセル、返品、交換は承っておりません。
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・当店では輸入後の検品を徹底しておりますが、中国製造のため、わずかな汚れや個体差が見られる場合がございます。予めご了承下さい。
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《使用上の注意》
・使用時は包装紙を剥がさず、そのまま点火してご使用下さい。
・本品を消火する場合は専用の火消しつぼ（別売）に入れ、酸素を遮断し、完全に火が消えたことを確認して下さい。
・直接皮膚に当てたり、局所に近づけ過ぎると火傷する恐れがあります。施灸時間は20分を超えないようにして下さい。
・化膿している部位や皮膚移植した部位、術後の患部、皮膚に異常がみられる部位、刺青のある部位などには使用しないで下さい。
・本品は食べられません。乳幼児や高齢者、自立生活不能者の手の届かない場所に保管して下さい。
・空腹時や過食後、飲酒後、怒りで興奮している時、喉が渇いている時、過労時、過緊張時などは施灸しないで下さい。
・妊婦や糖尿病患者、免疫疾患などの易感染傾向患者、出血傾向にある者、皮膚敏感者、ケロイド体質者、胎児、乳幼児、高齢者、精神病患者、呼吸器疾患、肺炎など、灸治療が適さない患者には施灸しないで下さい。
・顔面部や陰部、粘膜、外傷部、炎症部などには施灸しないで下さい。特に顔面部は真上から施灸すると、皮膚に灰が落ちて火傷する可能性があります。棒灸のみでの施灸は皮膚面に対して側面（横方向）から行うのが比較的安全です。
・火気の取り扱いには十分ご注意下さい。施灸専用具（別売）を用いると比較的安全に施灸できます。
・食前食後の１時間前後は施灸を避けて下さい。また施灸後１時間程度はサウナや入浴、水浴び、冷風を避けて下さい。
・施灸前後は白湯やぬるめの水を適宜飲み、体調を整えて下さい。また、冷たいものの飲食は避けて下さい。
・施灸中、発疹、かゆみ、めまい、悪心、動悸、多汗、顔面蒼白などの症状が現れた時は直ちに施灸を中止して下さい。
・施灸中は灸の灰が皮膚や紙、布などの可燃物に落ちないよう注意して下さい。また煙が大量に出ることがあるため、換気しながら施灸して下さい。火災報知機やスプリンクラーなどが反応する可能性のある場所では施灸しないで下さい。
・灸はあくまで補助的療法として用いるべきものであり、医師による診察および治療の代わりになるものではありません。
・棒灸は専用保管筒（別売）や、乾燥剤を入れたフタ付き容器に入れるなど、高温多湿を避けて保管して下さい。
・良質なもぐさもある程度、灸独特の匂いやヤニが出ます。壁紙や布類に匂いやヤニが付着することがあります。